我らの低地諸国 14
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トマス・マン
オランダはイギリスの最大の州の2つほどの
大きさも十分にないような小さな国が、
しかも、自然の富、食料、材木、平和や戦争の為に必要な
その他の軍需品をほとんどもっていないにも関わらず、
それらすべてを並外れて豊富に所有している。その結果、
彼らは自分たち自身の満たすばかりか、
その上他国の君主に対して、
船舶、武器、船の索具、穀物、火薬、弾丸を、またその他の、
彼かが勤勉な貿易活動によって
世界のすべての方面から集めている何やかやを、
供給し販売する事が出来る。このようなことは
世界の人々にとって驚異であるように思える。
(重商主義)
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ジョサイア・チャイルド(イギリス17世紀)
東インド会社の会長。独裁的に支配していた。
法による利子率の引き下げを求める。
なぜオランダ人は「国内外交易・富・多数の船舶」
において成長出来たのか?を説明しようとした。
一番大事なのは生産であり、製造業であり加工である。
人口を増やすような政策を求め、
賃金を削減するような法律をつくれば、他の国へ流出する。
技術のある人を入れてほしい。
(重商主義)
航海法には賛成。差額貿易には批判的。
貿易赤字なら会社は赤字なの?違うでしょ?という主張。
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オランダの例を観察しながら、経済的富裕は、
国際貿易の拡大、多数の人口、もっと多数の工場、
分業の増大によってのみ達成されるという主張が
優勢になりつつあった。
そのような貿易・製造業の増大は今度は、
しっかりとした法律を提出して、
良い制度を確立することによってのみ成し遂げられることができる。
(重商主義)
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16~17世紀の医者
3つの職業グループ
内科医、最も地位が高い。
大学で医学博士を取得しないといけない。
ラテン語をマスターし、古典医学にも通じ、手仕事に携わらない。
全身の体液のバランスの視点から病気とその治療を理解する。
外科医、骨折や外傷などの局所的な問題を取り扱った。
師弟制度によって訓練され、
ギルドを通じて外科医療を規制する「職人」だった。
薬種商、
師弟制度により訓練され、ギルドを通じて規制されていた。
薬品を調合して販売するのが主な業務。
(ヨーロッパの文化と社会、イギリスを中心として)
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船が失われると、妻に向かって、
その知らせを隠すどころか広めるように言いつける。
そうすれば彼は貧乏になったと思われて、
税金がやすくなるだろうというのである。
「すべての友人にわたしの事情を知らせてくれ。
海で捕まった4~5隻のガレー船には、
うちの全財産の半分が載せてあったと、
そして神のお助けがなければうちは破産だと。
そういうよい知らせがあるのに口をつぐんでいてはいけないよ」
(プラートの商人 p173)
悪い知らせも利用する
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賢い商人は、
「着る者やその他のものに過大な金を使う」ことを避ける。
なぜなら、「あまりに高い状態を維持しようとすることほど
心に重くのしかかるものはないから」だ。
一方、時には一文惜しみをしたために、
まことの思慮に欠ける結果になることも知らなくてはならない。
「必要以上に金を使うことも常に誤りとはいえない。
たとえば、親方連や仲買人に対して」
さらに、裁判官や仲裁人に贈る金は常に有効である。
というのも、聖書にもある通り、
「贈り物は賢者の目をもくらませ、
法の番人の言葉をも変える」からである。
(プラートの商人 p147)
金儲け第一主義って
贅沢ばかりしてるわけじゃないって事だね
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