商人はイギリスの大修道院との間に、刈り取られた羊毛を
すべて買い取る長期契約を結ぶ事があった。
大抵は7年という期間設定である。
代金は、ある程度をまとめて現金で前払いし、
残りは双方が合意した額で
契約期間の間、1年ごとに払っていた。
契約書は、公証人がまず大まかな
草案を書き、それから羊皮紙を使った
正式の文書を3部作成する。
商人と修道院が1部ずつ。
残りの1部は公証人が記録用として自ら保管し、
その文書は公文書として法的な拘束力を持った。
(中世ヨーロッパの都市の生活 p148)
13世紀の話です。
その頃には、
商人もお金をある程度まとめて持ってたんですね。
先の分もまとめて買えば安くなったでしょうし
農業の人も、安定収入が得られる。
ちょっとした先物取引ですね。
| 固定リンク
「98 経済史やオランダの歴史」カテゴリの記事
- オランダ(2014.07.27)
- ネーデルラント(2014.05.22)
- オランダ(2014.05.20)
- オランダ人から見たイギリス人(2014.06.28)
- イギリス人から見たオランダ(2014.06.04)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント