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2013年7月22日 (月)

ある公爵夫人の生涯

イギリスのダイアナさんのご先祖様の話だそうです。
そういった背景もあるので、そういった印象に合うように製作されたのかなあ。
とも思いましたが、今も昔も男女の問題は同じなのかもしれない

ストーリーはとっても簡単
・大金持ちの貴族へ嫁ぐ
・結婚したのは良いけれど、愛されない。男の子を生む事を期待されているけど、
女の子ばかり生まれる
・夫に浮気される。
・逆に浮気する。
・愛は大事だけど、子供はもっと大事!
・夫とも和解する。

若くて派手で美しい女と紳士で金持ちで不器用な男

こんな二人の話ならば、ストーリーは1000年前だろうが
1000年後だろうが同じようなもんでしょう。

個人的に面白かったのは、妻が浮気をして離婚だ!となったとき、
ちゃんと法律にそって財産を分割していたようなんです。きっと、
当時から財産争いは多かったんでしょうね。

あと、浮気相手に対して、
夫が「もうおまえの小切手を受け取ってもらえないようにしてやる」と脅すのですが、
18世紀後半には、決済の方法はずいぶん進んでいたんですね。

ちなみに、アダムスミスが「国富論」を出したのが、
1776年、商業や工業や貿易や金融が大きく代わった時代です。

映画でも、食事などの集まりで、
学者さん?のような人が、自由が大事だ!と連呼するのですが、
奥さんのジョージアナさんは、「なにそれ?具体的になんの自由なのかいってよ!」
みたいな事を言うシーンがあるのですが、
既得権のトップであろう貴族達の前で
ハッキリとは言えなかったのではないかなぁと思うのです。

なぜハッキリ言わなかったかと言えば、
その自由を別の言葉で言えば「規制緩和」だったからだと思うのです。
つまり商売の自由です。
その当時は商人がギルドを作って新規参入阻止でガチガチだったですし。

あとなぜ夫婦間で不仲だったのかは、
きっと、政治的な主張の違いから来ていたと思う。なぜなら、
当時のイギリスは戦争ばかりしていて、
財政赤字がどんどん膨らんでいた。だから、結構税金が高かった。
それにフランス革命とか世界状勢も緊張していたし。

そんな中、民衆に喜ばれる主張ってなんだったのだろうか。
実際、ジョージアナさんに人気はあったみたいだし。
きっと、減税だとか、軍縮だとか、そんな感じだったんだろう。

そんななか、夫のデヴォンシャー公爵も、
なかなか賛同は出来なかったんじゃないかなぁと思うのです。

よく、夫は妻の人気に嫉妬したんだ!みたいな意見もありますが、
そんな単純な話でもなく、いろいろ複雑な思いがあったんだろうと思いました。

そうでないと、あのラストにはならないですよね。

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